卵子は増えない!!(相談でのひとコマ)
2018年 11月 23日
仙台の婦人病(不妊・内膜症・PCOS・筋腫)・皮膚病の漢方相談の桃苑堂薬局です。
日本での身体の教育ってどんなでしたっけ??
小学校の5年生あたりで男女別で性教育のようなものを受けたような
気がかすかにあるくらい。聞いていなかったのか、遠すぎる過去を
忘れたのか。
次に中学か高校あたりで保健の授業であったような。
それだけインパクトもなかったのか興味もなかったのかということ。
先日20代前半のお客様とお話しさせていただいて
「卵子って増えないって知っていますか?」と。
「ええっっそうなんですか?知らなかったです」と
お手本のような反応です。
私もこの仕事をしていなければそうだと思っていたに違いありません。
お母さんのお腹にいる時(妊娠20週まで)に700万個の卵子がつくられ、
生まれてくるときには200万個まで減少して生まれます。
思春期に20〜30万個に。25歳で10万個くらい、35歳で5万個。
1日あたり数十個減り続けるようです
年齢とともに卵子も老化(年齢+1歳)します。
これを大まかにですがきちんと理解されている国がフランスです。
出生率が上昇している国です。
このことを理解できているだけで、妊娠しづらい方を減らすこともできるし、
ライフスタイルを考えていくことの参考にもなると思うのです。
子供を産むことが全てではありませんが、少しでも考えるのならばこれは
知っているべきことです。知らないってもったいないことですから。
若いお客さま、相談中に私に言われると思います。おばちゃんのお節介かも
しれませんが、ちょっとだけ覚えておいてくださいね。
卵巣で眠っている原始卵胞から排卵するまでは180日かかるとされているので、
いま在庫中のものを良い状態にしてあげるには、だいたい半年かかります。
卵子の状態をよくするという意味では漢方の効果もその頃から現れると考えます。
by touendou
| 2018-11-23 11:22
| 婦人科・不妊