難しいと言われた赤ちゃんが生まれた
2020年 10月 13日
先日、お客様に赤ちゃんが生まれました

それはそれは出だしから困難だらけで、本当に子供を授かるということは
奇跡の連続だということを教えてくれたお子さんです。
かれこれ2年ほど前(途中お休みも少しありました)、
「生理のない状態が数年続いている」とお見えになりました。
年単位の無月経というのは、子宮の萎縮が見られることもありますし、
一筋縄ではいきません。
「漢方もご希望でしたら出しますが、病院にかかってください」
後日病院での検査の結果、私も言葉が出ませんでした。
(心の声は、まあそうなるよね、うん、そうなる)
数値が検出不可だったのです。大きい病院へまわされました。
でも年齢的にはまだ大丈夫と思いつつもここは私の師匠にも
意見をいただきたいと思い報告。
「非常に難しいです。時間がかかる症例。できなくてもおかしくない。」
予想通り厳しいお言葉。
この先生のモットーは患者さんより先に諦めない。これは私も大事にしています。
「全部改善しよう。卵巣を起こす!!」と先生。
時間が相当かかることなので方向性の確認だけ先生として、
生活習慣の改善をかなり行ってもらい、病院と併用しながら通っていただきました。
妊娠がわかった時も、胎嚢がよく見えない、心拍が弱いからだめだ、など必ず1度は落胆し、
全部大丈夫だった赤ちゃん。お母さんは本当に精神的に弱ることが多かったですよね。
生まれてくるまで本当にたくさんの難所を越えました。
赤ちゃんもお母さんすごく頑張りました!
とにかく今無事に生まれ、二人とも元気でいてくれることに感謝。
すくすく大きくなあれ

お母さんはまた新しい生活のスタート。
大変なことも多いでしょうが、一人にならないで、上手に漢方相談も取り入れながら
穏やかな日々を送って欲しいです。
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by touendou
| 2020-10-13 12:16
| 婦人科・不妊